こうしたオンブズマン同士の相互協力の一つの特徴としては、アクセスを確保するという意味で、例えば、ある州の市民が別の州のオンブズマンにアクセスをとることができるといったことも考えている。つまり、自分自身の権限において、日本のオンブズマンの方にオンブズマンとしての機能を委任することも可能なのである。例えば、日本の方がオーストラリアに来られた、しかし、オーストラリアの観光局の対応がどうも残念な形になってしまって、日本の観光客の方あるいは訪問者の方が何らかの問題に遭遇したとする、そして、その在り方に対しての救済を求められた、しかし、仕事もあるので日本への帰国をしなければならなかった。その際には、オーストラリア大使館にこの問題を持っていくことも可能であるが、それと同時に、日本のオンブズマンに最初のアクセスをとって、そこから私に対して委任するということが可能である。